自分を見つめる
一人カウンセリング
私が大事にしている事
カウンセラーとして大切に思っていることが幾つかあります。
一つは、クライアントの方が安心してワークに取り組める環境を作ること。心から安心できるスペース、今の生活の中で持っていますか?私のカウンセリングルームがそんな場所であってほしいと思います。もう一つは、カウンセラーとクライアントの間の信頼関係。信頼出来る関係は、カウンセリングの土台になるものです。そこがグラグラしていては、良いワークができません。信頼できる関係を作ること。それはカウンセリングの中でも最も大切な要素の一つです。
人として信じていることが幾つかあります。
一つは、人間は皆同様の価値があるということ。私自身も含め、私たちはいろんな側面を持っています。勇敢な部分、寂しがりやな部分、頑固な部分、ユニークな部分、子供のような部分。いろんな自分、それらを全て含めて受け止めてもらえる空間がカウンセリングの場所です。自分が持っている色々な部分の話を聞き、それらの部分とより良い関係を構築していくことで、自分という人間に丸みが帯びてくるのを感じられるでしょう。
もう一つは、人間の心は「成長力」を兼ね備えているということです。お子さんをお持ちの方は特にご存知でしょうが、赤ちゃんは驚くようなスピードで物事を吸収していきます。体も心もグングンすくすく成長していきます。この成長力は内側から外に向かって出て行くエネルギーであり、幾つになっても衰えることはありません。どんな人でももっと成長する力が備わっています。
カウンセリングがこれらの事とどう関係してくるのか?
私たちは子供時代に家庭や学校、地域社会の中で、この外向きのエネルギーを上手くコントロールし、人と共存することを学んでいきます。いうなれば「生きる術」を学ぶわけです。この学びの過程が上手くいかない時がままあります。生きる術として、自分を必要以上に抑え込み過ぎてしまったり、自分に辛く当たったり、新しいことにチャレンジせず安全な道を常に選んでしまったり。この状態は「成長」が滞ってしまっている状態ですね。
時には、私たちが生きていく過程の中で、この成長力が ”滞る(とどこおる)”だけでなく、私たちの心が深く傷ついてしまうこともあります。時間が経てば自然と癒される傷も多いのですが、時間が経ってもなかなか癒されない心の傷もあります。
思い出すだけでも、胸が痛くなるようなこと。
考えないようにしていても、ふと心の中に蘇ること。
カウンセリングの中では、もし心の中で傷ついている部分があれば、その傷をまず癒し、更には心の成長力を取り戻し、整え、さらに成長していく力をつけていきます。
私のアプローチ
カウンセリングといっても様々なアプローチがあります。私のカウンセリングは体験型。頭では分かっていても感情がついていかないという経験をしたことはありませんか?カウンセラーを長年やってきて学んだことがあります。頭で自分を理解することはとても大事なことなのだけれども、問題を分析しているだけでは、頭だけでの理解が進んでしまい、頭では分かっているけれども、心(感情)が追いついていかないという状況に陥ってしまう。
「体験」という漢字は"BODY EXPERIENCE (体の経験)と書きますね。体験するということは体で感じるということ。感情は人間の体を伝わって外に出てきます。例えば、「胸が締め付けられる思い」が したり、「目頭が熱く」なったりするのは、体が感情の伝導体となっている証拠です。
頭だけの理解だけではなく、心もついていくためには、人が本当に変わるためには、本当に癒されるためには、カウンセリングの中で実際に変わっていく自分を体験することが何よりも大切。そういった思いから、私のカウンセリングは"Less Talk, More Experience"をモットーにしています。カウンセリングの中でただ話しているだけではなく、実際に自分が変われるのだという体験をすること。実際に自分が癒されたという体験をすること。実際に自分に自信がついて来たという体験をすること。
そういった意味から、私のカウンセリングでは心と体のつながりを非常に 大切にしています。
自分らしい、誰のものでもない人生を自分自身でつくりだすチカラをつけること。表面的ではない、しっかりとした自信を体で感じ、生き生きと感じられるようになること。人生の悲喜交々を感じる力。逃げない生き方。自分にとってよい人生の選択をしていく力とつけること。
その生き方は、桜の木のような生き方。次の春が必ずやってくることを知りながら、咲くときは咲き誇り、散る時は散る。しがみつかない、潔い生き方。今を生きる力、つけてみませんか?